革製品に見えるキーホルダー。実はバターを生産するときに出る「脱脂粉乳」で作られたもの。この「革風の素材」を開発したのは、北海道に在住する学生たちだ。
 現役の高専生・佐久間希美さんは高専の仲間と共に酪農家を助けたいという想いで「COWNECT」という学生チームを立ち上げ、代表を務めている。
 佐久間さんは「廃棄されている牛乳から何かできないか考え、ヒアリングする中で、脱脂粉乳がたくさん余っていて生産調整されていることがわかった」と当時を振り返る。