復帰戦を前にしてTakaとハイキングに行き、そこで景色を眺めて復帰、さらにその後の展望を語ったという井岡。そこからの復活劇にはTakaも「すごかった。あそこからの追い上げが。とても食いたいもの食って、何もしないチャンピオンには見えなかった」。今だからこそ笑いあえる二人だけが知る苦楽のエピソードだ。
そして井岡はM・アローヨに判定勝ちを収める。「いろんな自分の中で感動した試合はあるけど、あの瞬間は一番感慨深い。忘れられない」井岡はあの試合が特別だったと語る。その言葉にTakaも続ける。
「いい意味でも悪い意味でも、一番背負ってる感じがした。今まで見てきた一翔の試合は綺麗な試合をしていた。あの試合は結構さ、はじめて一翔が顔を腫らしてるのを見た。ビックリして…でもあれがいいきっかけだったんだなと。いま思い返すとね」
ボクシング人生は第2ステップに突入 勝敗以外に「戦うことの意味」
