小さい体で、勝利の扉を2枚開いて見せた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」1月6日の第2試合はEX風林火山・二階堂亜樹(連盟)が第1試合に続いてトップ、同日2連勝を達成した。オーラスの親で逆転ツモ、その後もシビアな展開が続いたが、最後は流局で逃げ切った。
第1試合は序盤に倍満をツモり、その後もアガリを連発する独壇場でトップ。「連対したら連投」が決まっていた当試合は起家からKADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)、U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)、そして亜樹という並びでスタートした。
亜樹は3着目で迎えた南1局、序盤にタンヤオ・三暗刻・赤をテンパイしてダマテン。さらに7巡目、ツモリ四暗刻のテンパイとなった。昨年12月5日、実姉の二階堂瑠美(連盟)がリーグ約1年半ぶりの役満となる四暗刻をツモ。姉妹で同一年度に役満成就という大記録達成なるかとファンは大いに沸いたが、ここは渋川からのロンアガリ。それでもタンヤオ・対々和・三暗刻・赤という1万2000点、しかもトップ目からの直撃で価値ある加点となった。
その後、茅森への5200点の放銃や渋川の跳満ツモで3着へ落ちるも、南4局の親番で亜樹に勝機が訪れる。タンヤオの2000点を8筒と6索のシャンポン待ちでテンパイするとまずはダマテンに構えた。茅森からアガリ牌の8筒が出るが見逃し、さらに3筒を引くがこれはツモ切り。すぐに裏目の4筒を引くと、ここが勝負とばかりに3・6・9筒待ちのフリテンリーチを敢行した。小林から追っかけリーチがかかるが、その後に亜樹は6筒をツモ。リーチ・ツモ・タンヤオ・平和で7800点を獲得し、茅森と渋川を再逆転。同3本場まで渋川、茅森の追撃が続いたが、最後は流局でゲームセットを迎えた。
会心の2連勝に満足げな亜樹