イメージは『HUNTER×HUNTER』の“極”
――藤井竜王・名人、伊藤叡王、永瀬九段の3人の中で角換わりの結論が出た?
永瀬九段:「結論ではなく、“形になった”というのが私の感覚です。今までフワフワしていたものが何か具体的な形になった。これをどういうふうに各々が料理・加工するか、みたいなイメージです。
(各自が)どういう選択をしていくのかは興味深いです。本当に違う形にしてしまうのか、これをうまく加工して良いものにしていくのか。これを活かした上で次のステップに進んでいくのか……。いろいろあると思うんですけど、細かく見ていただいて、解説の棋士がちゃんと説明できれば面白いんじゃないかと思っています。なかなかそういう解説は見られないのは残念です。フフフフ(笑)」
――かみ砕いたイメージとしては?
永瀬九段:「私は伊藤さんと藤井さん両方と接点があるんですけど、何か同じ方向に進んでいってる気がするんです。
『HUNTER×HUNTER』で“極”というものがあるんですけど、“全ての道はひとつにつながる”というような感じで、違うプロセスに入ってもゴールに近づこうとすると似たような答えになったりするんですよね。不思議なんですけど、藤井さんや伊藤さんを見ているとそういう現象が起こっているのが、何か興味深いなと思います。
多分全然違うやり方をしてるような気はするんですけど、結果として同じ方向性なのかなというふうに感じているので。ただそれが(これから)一年で見たときにどうなるかちょっと興味深いとは思ってます。
何か、今までとは全く違う感じなのかなとは思ってます」
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