“アクロバティック相撲”の異名を取る業師・宇良が館内を大いに沸かせた。対するは幕内通算600勝まで残りわずかに迫るベテランの大関経験者・高安。立ち合い低く入っていった宇良は、鋭く左を差すと下手を掴み、高安に抱え込まれるも、体をくるりと回転させて鮮やかな伝え反りを決めた。
一瞬の出来事にABEMAで実況を務めた小出アキラアナウンサーも思わず「なんだこれはー！投げたー！」「すごい歓声です！」「クルッとなって一本背負いのようにも見えました」と大興奮。同じく解説を務めた元関脇・碧山の岩友親方は「こういう相撲は宇良しか取れないですね」と感嘆した。
まさにアクロバティックな宇良の妙技に、視聴者も「なんだ今のw」「いやあすごい」「流石エンターティナー」「レスリングみたい」「見たことないわ」と驚きの声を上げた。伝え反りで勝った宇良は2勝目、敗れた高安は2敗目。
なお宇良の伝え反りは令和6年（2024年）一月場所の千秋楽で決めて以来、1年ぶり。日本相撲協会の公式ホームページによれば伝え反りは決まり手ランキング60位、発生割合0.01パーセントの珍しい反り手で、「相手の脇の下をくぐり抜けながら自分の体を後ろに反らせて、相手を倒して勝ちます」と説明されている。（ABEMA／大相撲チャンネル）
2025年11月場所 千秋楽
更新日時：2025/11/23 19:08
※ ○＝勝ち、●＝負け、□＝不戦勝、■＝不戦敗
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