第18回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメントが1月18日に開幕。名古屋市の「ポートメッセなごや」で1回戦の2局が行われた。
午前10時から行われている1回戦では、前回覇者の永瀬拓矢九段(32)が高見泰地七段(31)と激突。2019年の第4期叡王戦七番勝負でも対戦があり、同じ横浜市出身の両者が1回戦を戦う。両者の対戦成績は永瀬九段の10戦全勝。直近の対戦は昨年の朝日杯本戦1回戦で、1年ぶりの対戦となる。振り駒の結果、先手は永瀬九段に決まった。
現在、ALSOK杯王将戦七番勝負で藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)に挑戦中の永瀬九段。まずは初戦を突破し、2回戦へ進出することができるか。一方、高見七段は2年連続3度目の本戦出場。いずれも1回戦で敗退しており、今期こそ未勝利の強敵を破り次戦へと駒を進めたい。
さらに、同時刻からは佐々木勇気八段(30)対 岡部怜央四段(25)戦も行われている。前期竜王挑戦者だった佐々木八段と、今期37勝10敗で勝数ランキング1位を走る岡部四段との対戦は、振り駒の結果で佐々木八段の先手に決まった。
両者の朝日杯成績は、佐々木八段は2期連続3度目、岡部四段は初めての本戦入り。また、盤外でも交流のある両者の過去の公式戦対局は、全2局。ともに1勝1敗の戦績となっている。直近の対戦は昨年10月に行われた第66期王位戦予選3回戦で、佐々木八段が白星を飾っている。
各局の勝者は、同日午後2時から予定されている2回戦で激突する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で、優勝賞金は750万円。前年の第17回優勝者は永瀬拓矢九段。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





