「現代にはない重みがある」夫婦愛に感動

――劇中で描かれる二人の夫婦愛についてはどのように感じましたか?
松坂:伝え方というのが文だったり、現代にはない重みがあるんです。「頼りにしてるよ」「じゃあ行ってくるね」と言うのでも、言葉の深みが今とは段違い。いつでも連絡取れるような状況ではないからこそ、言葉が重い。いつ帰ってこられるかもわからないし、その行った先の状況がどうなってるかも知ることができない。信頼関係と愛情の深さは、時代劇特有ですね。
芳根:あの時代の美しさと強さ、夫婦の健気さを感じます。お互いを信じる気持ちが強い。二人のどちらかがが欠けても成功しなかっただろうなと思うと、改めて演じられたことが嬉しいです。二人で一つ、ワンセット。「一生共に」という関係、素敵ですね。
「謙虚に人の世話になりなさい」二人の現在を支える先人たちからの教え
