勝負手もかわし手もなんでもアガる。強い魔王が戻って来た。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」1月24日の第2試合はKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)がトップを獲得し、チームに年明け初となる白星をもたらした。
第1試合は滝沢和典(連盟)が善戦むなしく3着。これ以上のマイナスはレギュラーシーズン突破へ黄信号が灯るという大事な場面で、登板はエース佐々木に託された。そんな当試合は起家からKADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)、佐々木、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)の並びでスタートした。
佐々木は東3局の親番、まず一・四万待ちのリーチでラス牌の四万を引き、6000点のツモ。そして同1本場、佐々木が“魔王”たる所以の超攻撃麻雀が展開された。ドラ4筒が対子の好配牌を得ると、重なったダブ東を対子落としで5・8筒待ちのリーチ。8筒ならば三色同順となるため、ダマテンでも跳満ツモ含みの超勝負手をノータイムでリーチだ。視聴者が「来たよこれ」「魔王目覚めるぞ」「エグいリーチだ」「ざわざわ」「魔王お目覚め?」と騒然となる中で、追っかけリーチを宣言した松ヶ瀬から高目の8筒がこぼれてロン。リーチ・タンヤオ・平和・三色同順・ドラ2の1万8000点が完成した。
南1局は仕掛けて2着目渋川の親を蹴り、オーラスはダマテンで強敵・多井の親を終わらせた佐々木。4回のアガリで完勝を収めた。試合後は「やっと出ましたね!かなり長くて、ファンのみんなに心配をおかけしたと思っていたので、良かったです!」と2025年チーム初勝利を喜んだ。勝機を掴んだきっかけは東3局の6000点のアガリとして「何の点数ももらえずに終わるよりは、2000点オールをゲットできて良かった」。
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