大関・豊昇龍(立浪)が前頭十四枚目・金峰山(木瀬)、前頭三枚目・王鵬(大嶽)との優勝決定ともえ戦を制し、2度目の賜杯を手にした。大関になってから豊昇龍が優勝したのは今場所が初。
意地の大逆転だった。綱取りをかけて臨んだ場所だったが、千秋楽までに3敗を喫し、一時は横綱昇進は絶望と見られていた。しかし、千秋楽の本割で大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)を下し、同じく3敗で並んだ金峰山、王鵬と、2022年11月場所ぶりの優勝決定ともえ戦が行われる運びに。そこで見事、2連勝を飾った。
優勝が決まった瞬間、豊昇龍は感極まったような表情を浮かべていた。2度目の賜杯を抱くまで、決して簡単な道のりではなかった。そんな中で結果を出し、劇的な逆転Vで綱取りに望みをつないだ。
優勝インタビューでは、厳しかった表情が一転、3度ほどはっきりとした笑顔を見せた。勝ち気な部分が土俵上で目立つこともあるが、心根は真面目で優しいと評判。そんな豊昇龍の一面が垣間見えたインタビューとなり、相撲ファンは「普段とのギャップがたまらんw」「おめでとう!いい相撲でした!」と祝福のコメントを寄せたほか、笑顔を浮かべた瞬間、叔父の名横綱・朝青龍を思い浮かべた人もおり「見た目が朝青龍にそっくりw」などの声を上げていた。
「これは逃したくないと燃えていました」優勝インタビュー全文2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



