トランプ氏が大統領令に署名しまくり “ペン投げ”のパフォーマンスも「4年間のうっ憤が溜まっていた」
【映像】トランプ氏のペン投げパフォーマンス
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 トランプ劇場第二幕が開幕した。                                 

【映像】トランプ氏のペン投げパフォーマンス

 次から次へと大統領令に署名しまくるドナルド・トランプ大統領。ときには観客席へペンを投げるパフォーマンスまで披露する場面もあった。

 初日だけで署名した大統領令は26本。これは史上最多で、その内容も「国境に関する国家非常事態宣言」「不法移民の強制送還」「パリ協定再離脱」「WHO離脱」など、多岐にわたる。テレビ朝日外報部デスクの中丸徹氏は、「4年間のうっ憤が溜まっていたのではないか」と分析した。

 そもそも大統領令とは、大統領が政府や軍に命令できる強力な権限。法的拘束力を持ち、議会の承認は必要なく新たに法律を作ったりする必要がない。ただし野党や市民団体などが大統領令の無効を求めて提訴し、裁判所で違憲判決が出れば大統領令は効力を失う。

 中丸氏は大統領令について、「国民から選ばれた大統領ならではの強い権限。ただ、歯止めはちゃんとかかっていて、議会が大統領に『違うんじゃないか』と差し替えたり、裁判を起こされた場合に憲法違反ということで裁判所が無効にすることもできる」と解説した。

 署名の数はジョー・バイデン元大統領のときよりもかなり多いとして、「トランプ氏も実は第一期のときは初日に4本しか書いていないが、今回はなんと26本で史上最多」と述べた。

 理由について「簡単に言って、2回目だから」と続けた中丸氏は、「4年間浪人というか大統領じゃない時期があって『絶対今度大統領になったらこれとこれとこれと……やってやる』と構えていて。何ができて何ができないかももうわかっている」と説明。

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