【写真・画像】70代男性が行方不明…八潮の道路陥没現場で見た救出作業の困難さ 専門家が言及「スロープでの救出が最善」 1枚目
【映像】巨大陥没からトラックを引き上げる衝撃映像
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 埼玉県・八潮市の道路陥没事故はどのように発生したのか。地下空洞の存在を見抜くにはどうしたらよいのか?地盤システム研究所の近久博志所長に話を聞いた。

【映像】巨大陥没からトラックを引き上げる衝撃映像

 今回の現場は、約10m下に下水管が通っていて、その損傷が陥没の原因とみられている。では地面と下水道管の間には、何があるのか。近久氏は「知ってそうで、意外と知らない人が多い」と語る。

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「アスファルトの下には、しっかり固められた土がある。その上に薄いアスファルトがのっていて、縦断部を走っても問題ないが、今回は土がなくなったのが大きな原因だ」(近久氏)

 ではなぜ下水管が損傷すると、陥没が起こるのか。道路の陥没は年間で1万件以上あり、そのうち下水道管など、水に関連する事故は約半数だ。下水道管が原因とされる陥没事故は、2024年10月に茨城県水戸市でも発生し、歩道と車道の一部が陥没して、長さ5m、深さ最大5mの穴が空いた。近久氏は「耐用年数を超えた下水管は、今後も増え続ける」と予測する。

「(下水道管は)直径5m弱あり、破裂したのではなく穴が空いた。穴が空いたところに土砂が落ちた。地盤がゆるい土砂のため、水が流れると、一緒に流れ込んでしまい、より崩れる場所が広がる。水がない状態だったら、まだもっていたが、土砂を巻き込む水の量が多いと考えられている」(近久氏)

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