こうした意見を受けて、石丸氏は「これまでの情報発信で日本人の意識が毒された。すべてが東京中心で、下町すらも僕からしたら異世界。でも、それが当たり前のように津々浦々に発信されてきた」と指摘。

 また、セロトニンの話から、吉幾三の楽曲『俺ら東京さ行ぐだ』を連想したという。「東京に行きたい田舎者の歌だが、お金を貯めて何をしたいかって、“牛を飼って、馬車引いて、銀座に山を買う”という話。ドーパミンで動いたとしても、最終的には自分の生まれ育った風景が大事だった、という歌かなと感じた」と話した。

 こうした例えに、ファシリテーターの古舘伊知郎は「セロトニンの話から『俺ら東京さ行ぐだ』に持ってくるなんてすごい」と感心していた。

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#41:人が消える地方~前編~ - For JAPAN
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