■見えない後遺症…記憶障害の悩み

今も悩む記憶障害
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 見た目では分からないからこそ困ることについて、.SABO10氏は「理解されづらい部分がよくある。例えば、喋っていて、ノリで言われたことを真に受けてしまう。普通の人ならスルーできることを、イラっとして、トラブルに発展するみたいなことがよくある」。

 当事者として、サポート面で思うことは、「今だから言えるが、手と足と言語のリハビリをやってきて、病院でのリハビリはすべてマニュアル通りだ。それが決して悪いことではないが、もうちょっと変化をつけてあげることで成長スピードは変わってくるんじゃないかと思う」と話す。

 また、「ずっと同じことなのでボーっとしちゃいがちというか、人によって飽きてくる方もいる」と付け加えた。

 渡邉氏は、必要な支援について、「一見、健康に見える方は、うまくできないと、怠けているんじゃないかと言われたりする。気づきにくい障害があることをみんなが理解して、何が苦手かを明らかにしたら、その部分を社会がサポートしていく臨機応変の対応をしていくことがいいんじゃないか」。

 さらに、「病院のリハビリは、時間が限られてしまっているので、それ以降はほったらかしだ。それを.SABO10さんは、ボクシングで切り開いていったが、そういうことができない方はいっぱいいる。結構、本人と家族で孤立してしまい、天涯孤独になってしまう人が多い。それを社会が救ってあげるような仕組み、あとお金の支援も必要だと思う」と述べた。

(『ABEMA Prime』より)

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