宮嶋四段、痛恨の悪手…
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 藤井竜王・名人が思わず声を出してしまったのは70手目だ。後手玉も2枚の飛車からプレッシャーを受ける危険な状態だったところ、宮嶋四段が選んだのは△7七歩成という攻めの一手。ところが一応「詰めろ」ではあるこの一手には大きな隙があり、直後に後手玉には詰み筋が生じてしまった。

 解説をしていた遠山雄亮六段(45)も思わず「あ、大丈夫?」と声を漏らした一着だったが、事の重大さに誰よりも早く気付いたのが詰将棋の名手でもある藤井竜王・名人。「え、え、え、え。ああー、ああー」と残念そうに声を出すと「桂打ちが見えると、すぐ詰みますね」と、後手玉が詰んでしまったと悔やんだ。三枚堂七段も持ち時間が少ない中、きっちりと詰み筋を辿って81手で勝利、宮嶋四段からすれば痛恨の一手になってしまった。

 思わずのけぞり悔しがった藤井竜王・名人のリアクションには、ファンからも「これは怖い」「あー」「あれ?」「それ終わってないか?」と、同じような反響が寄せられていた。

ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
 

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