■トランプ氏の発言に怒るウクライナ人

トランプ大統領 ウクライナを批判
拡大する

 ウクライナからすればロシアから仕掛けられた侵攻は、ロシア側が止めようと思わなければ止まらないもの。トランプ氏は、これまでに「(ウクライナは戦争を)3年後に終わらせるべきだった。(ウクライナは戦争を)始めるべきではなかった」と、ウクライナから仕掛けたと思える発言をしたことがある。その人物がロシアとの停戦交渉に乗り出すことに、ウクライナ人の感情はどう動くのか。

 山添氏は「(トランプ氏の発言は)戦略的意味という考え方ではたぶん理解できない。いろいろおっしゃる方で、ゼレンスキーに会わないと言った翌日にちゃんとゼレンスキーの押しで会ったりもする。意外とコロッと態度が変わる。いろいろ振れ幅があるので、落ち着いて見ないといけない」と指摘。ナザレンコ氏は「まず反トランプ派が圧倒的に多い。ほとんどの人は感傷的な発言にすごく敏感で『トランプけしからん』となっているが、逆にじゃあバイデン(前大統領)を完全に支持しているかというとそうでもない。戦闘機が到着するまで1年半かかるとか、ロシアを今度攻撃するなとか、いろいろな制限をかけまくった事実もある。アメリカを巻き込まないとどうにもならないという自覚を持ちつつ、期待しすぎていない」とした。
(『ABEMA Prime』より)
 

この記事の画像一覧
【映像】ロシアが制圧、侵攻しているウクライナ領
【映像】ロシアが制圧、侵攻しているウクライナ領
この記事の写真をみる(5枚)