まさにタッチラインぎりぎり、しかもトライエリアに少し入ったところという絶妙な位置へのパントキックに対して、ロウはキャッチするとそのまま相手に押し出されてしまうと瞬時の判断。フォローに走り込んでいたオズボーンを視野に入れると、キャッチではなくタップパスを選択。最高点で相手に勝りタップすると、オズボーンがしっかりボールを胸で抱えるようにキャッチし、そのままトライエリアに飛び込んだ。
パントキック、タップパス、そしてフォロー。3人の技術が結集したミラクルプレーにスタジアムも大興奮。中継の実況者も「なんですか、あれ…」と呆然とすると、解説者からは「しっかり見えています。ラインも見ていて、外側のラインも見ながら、仲間のプレーヤーを見てタップしている」と、ロウのタップパスの素晴らしさを称えていた。
(ABEMA/WOWSPO/ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ)


