アニメ「ドラゴンボールDAIMA」番組サムネイル
【動画】「ドラゴンボールDAIMA」エピソード一覧

 「DRAGON BALL(ドラゴンボール)」は、銀河系最強クラスの戦闘民族・サイヤ人の血を引く孫悟空(そん ごくう)が、秘宝・ドラゴンボールを探すことから始まる冒険譚です。世界累計発行部数2億6000万部を突破した人気漫画で、これまでに6つのアニメシリーズが制作されたほか、アニメ放送が始まった同年から劇場版が20本以上も制作・公開されました。ゲームソフトは累計販売本数5000万本を突破するなど、さまざまなメディアミックス展開もされています。

【動画】「ドラゴンボールDAIMA」エピソード一覧

 この記事では、漫画「ドラゴンボール」の作者をピックアップ。出身地や年齢をはじめ、ほかに手がけた作品や、作者の現在について解説します。

目次

  • 「ドラゴンボール」とは
  • 「ドラゴンボール」の作者・鳥山明さんとは?年齢や出身地を紹介
  • 「ドラゴンボール」の作者の他の作品は?
  • 鳥山明さんはデザイナーとしても活躍
  • 「ドラゴンボール超」の作者はとよたろうさん
  • 「ドラゴンボール」作者のまとめ

「ドラゴンボール」とは

 「ドラゴンボール」は、7つ集めるとどんな願いも叶えてくれるというドラゴンボールをめぐる冒険から始まる、バトルと仲間との絆を描いた漫画作品です。

 ひとり山の中で暮らしていた尻尾のある少年・孫悟空は、ドラゴンボールを探す少女・ブルマと出会います。ブルマとともに旅へ出た悟空は、世界には多くの強者がいることを知り、さらなる強さを求めるようになります。そして仲間と出会い、襲い来る強敵との戦いを繰り広げながら、大きな成長を遂げていきます。

 1984~1995年に週刊少年ジャンプで連載された「ドラゴンボール」は、これまでに「ドラゴンボール」「ドラゴンボールZ」「ドラゴンボールGT」「ドラゴンボール改」「ドラゴンボール超(スーパー)」のアニメシリーズが制作されました。2025年2月現在はシリーズ最新作であるアニメ「ドラゴンボールDAIMA」が放送中。連載開始から40年以上が経つ現在でも、新シリーズが展開され続け、日本のみならず世界中で愛される作品となっています。

「ドラゴンボール」
「ドラゴンボール」
「ドラゴンボール改」
「ドラゴンボール改」
「ドラゴンボールGT」
「ドラゴンボールGT」

「ドラゴンボール」の作者・鳥山明さんとは?年齢や出身地を紹介

 「ドラゴンボール」の作者は、鳥山明(とりやま あきら)さんです。1955年4月5日生まれで、出身地は愛知県清須市。高校時代は漫画研究同好会に所属し、卒業後は地元の広告関係のデザイン会社にデザイナーとして就職。その後、漫画家に転身しました。

 鳥山さんは「週刊少年ジャンプ」(集英社)1978年52号に掲載された読み切り作品「ワンダーアイランド」で漫画家デビューしました。その後「週刊少年ジャンプ」1984年51号から漫画「ドラゴンボール」の連載を開始。1995年25号の最終回(全519話)まで、連載は約10年半続きました。鳥山さんの年齢は「ドラゴンボール」連載開始時には29歳、終了時の年齢は40歳になっていました。

 鳥山さんは、漫画連載だけでなく、アニメ「ドラゴンボール超」の原案や、アニメ「ドラゴンボールDAIMA」の原作、ストーリー、キャラクターデザインにも携わっています。

 漫画「ドラゴンボール」は世界80カ国以上で発行され、世界的に有名な作品となりました。その作者の鳥山さんは、朝日新聞の社説で「日本の漫画が海外で『MANGA』と呼ばれ、世界に広まるきっかけを作った先駆者」と評されたほか、米ワシントンポスト紙では「世界の壁を破った日本人アーティスト」と紹介されています。

鳥山さんの現在は?

 鳥山さんは、2024年3月1日に急性硬膜下血腫によって亡くなりました。享年68歳でした。

 鳥山さんが所属するバード・スタジオのコメントによると、死去直前まで熱心に取り掛かっていた仕事もたくさんあったとのこと。鳥山さんの訃報は3月8日に「週刊少年ジャンプ」公式サイトにて発表され、バード・スタジオおよびカプセルコーポレーション・トーキョーから連名でのコメントも掲載されました。

 その後、アニメ・ゲームなどで孫悟空役を演じている声優・野沢雅子(のざわ まさこ)さんや、「ONE PIECE」作者・尾田栄一郎(おだ えいいちろう)さんなど、著名人からの追悼コメントが多数寄せられています。さらに、米ロサンゼルス・タイムズ紙や米ニューヨーク・タイムズ紙などの欧米メディアや、中国メディアも相次いで速報を出し、世界中で鳥山さんの死を悼むニュースが報道されました。

「ドラゴンボールDAIMA」
「ドラゴンボールDAIMA」

「ドラゴンボール」の作者の他の作品は?

 鳥山明さんの作品といえば、1980~1984年まで「週刊少年ジャンプ」で連載された「Dr.スランプ(ドクタースランプ)」も有名です。失敗作を発明してばかりで「ドクタースランプ」と呼ばれる博士・則巻千兵衛(のりまき せんべえ)。そんな則巻博士が気まぐれに作った少女型アンドロイド・アラレと、個性的なペンギン村の仲間たちが巻き起こすギャグコメディー漫画です。

 単行本は全18巻まで刊行され、販売部数は累計3000万部を突破、1981年から放送したアニメは最高視聴率36.9%を記録しました。人気作となりましたが、鳥山さんはアイデア不足を理由に「Dr.スランプ」の連載終了を編集部に相談。このとき、代わりの新作連載を編集部から要望され、そこから始まったのが「ドラゴンボール」の連載だったとのことです。

 鳥山さんは長編漫画のほか、「GO!GO!ACKMAN(ゴーゴーアックマン)」や「SAND LAND(サンドランド)」、「COWA!(こわ!)」、「カジカ」など、さまざまな短編漫画も手掛けています。「GO!GO!ACKMAN」は1994年に短編アニメ化し、その後ゲーム化。「SAND LAND」は2023年に劇場版アニメが公開、ゲーム化もされました。

鳥山明さんはデザイナーとしても活躍

 鳥山さんは愛知県立起工業高等学校(現在の愛知県立一宮起工科高等学校)のデザイン科を卒業後、地元の広告関係のデザイン会社・第一紙行に就職し、デザイナーとして活動していました。その知識や技術を生かし、「ドラゴンボール」の漫画連載中から、ゲームの「ドラゴンクエスト」シリーズや「クロノ・トリガー」、「ブルードラゴン」などのキャラクターデザインも手がけています。

 「ドラゴンクエスト」の全11シリーズの累計販売本数は9000万本以上、「クロノ・トリガー」は累計出荷・ダウンロード販売本数550万本以上を記録するなど、どちらも大ヒット作品となっています。

 また、鳥山さんは自身の趣味でもあるプラモデルのデザインや監修も手がけていました。

「ドラゴンボール超」の作者はとよたろうさん

 「ドラゴンボール」の続編である漫画「ドラゴンボール超」の作者は、とよたろうさんです。

 とよたろうさんは、鳥山さんの生前から「Vジャンプ」にてドラゴンボール関連の漫画を執筆しています。「ドラゴンボールヒーローズ ビクトリーミッション」、「ドラゴンボールZ 復活の「F」」の3号連続読み切り連載の後、2015年から「ドラゴンボール超」の連載を開始しました。

 Vジャンプ公式YouTubeチャンネルで公開されている動画「『ドラゴンボール超』担当編集による裏話とは…!?」によると、「ドラゴンボール超」は鳥山さんが作ったプロットをもとに、とよたろうさんが話を膨らませて描いているとのことです。

「ドラゴンボール超」
「ドラゴンボール超」

「ドラゴンボール」作者のまとめ

 「ドラゴンボール」の作者は、鳥山明さんです。「週刊少年ジャンプ」にて、1984年51号から1995年25号までの約10年半連載していました。

 アニメ「ドラゴンボール DAIMA」は、鳥山明さんが原作、ストーリー、キャラクターデザインを手がけた、シリーズ最新作です。しかし、放送開始前の2024年3月8日に、急性硬膜下血腫により鳥山さんは逝去されました。

 漫画「ドラゴンボール」の連載終了後、鳥山さんの生前から「ドラゴンボールヒーローズ ビクトリーミッション」や「ドラゴンボールZ 復活の「F」」の漫画を手がけていた漫画家のとよたろうさんが、現在も「Vジャンプ」にて「ドラゴンボール超」を連載中です。

 世界に「MANGA」文化を広めるなど偉大な功績を遺した鳥山さんの作品。今後もアニメや漫画、ゲームを通じて、世界中の人々に愛され続けるのではないでしょうか。

(C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション

アニメ「ドラゴンボールDAIMA」声優・キャラクター一覧
日本語
ドラゴンボールDAIMA
ドラゴンボールDAIMA
ドラゴンボール
ドラゴンボール

『ドラゴンボール』まとめ・最新情報一覧

「ドラゴンボールDAIMA」いつから放送?声優や内容を紹介!GTなどテレビシリーズの時系列も
「ドラゴンボールDAIMA」いつから放送?声優や内容を紹介!GTなどテレビシリーズの時系列も
ABEMA TIMES
声優・キャラクター一覧|「ダイマ」登場の全キャスト
声優・キャラクター一覧|「ダイマ」登場の全キャスト
ABEMA TIMES
『ドラゴンボール』アニオリ回一覧|アニメと原作の違いまとめ
『ドラゴンボール』アニオリ回一覧|アニメと原作の違いまとめ
ABEMA TIMES

「ドラゴンボール」公式サイト