慶應大学の医学部に入学し、日本の医師免許と同時にアメリカの医師国家試験にも上位の得点で合格したという安川康介医師。
勉強方法について語った動画は再生数が400万回を超える注目を集めた。安川医師は動画の中で多くの人が実践している“あまり効果的ではない勉強法”についても紹介している。
1つ目は「繰り返し読む」
「皆さん教科書や本は何度も繰り返し読めと言われたことがあるかもしれません。7回読んだ方がいいみたいな勉強法に関する本もあります。ある大学生を対象とした研究では文章を読んだ後に穴埋め問題をやってもらいました。この研究では2回読んだ人の方が1回読んだ人よりも正答率が高かったことがわかっています。しかし、それ以上の再読はそれほど効果が上がりませんでした」
2つ目は「ハイライト」
「蛍光ペン、皆さん使っていますか？ 僕も蛍光ペンでハイライトすることがあります。黄色いペンやオレンジのペンを使って蛍光ペンでハイライトするとなんか勉強した気になりますよね。残念ながら実はこれにはあまり効果がありません。例えば、1974年の論文では学生に文章を読んでもらってハイライトをしないグループ、ハイライトをするグループ、他の人がハイライトしたものを読むグループに分けてテストを行ったところテストの点数に差がなかったことが報告されています」
繰り返し読む、テキストの重要な部分をハイライトするという定番の勉強方法の効果について、過去の研究を交えながら説明。その上で、科学的に証明されている効率的な勉強方法についても伝えている。
アクティブリコールとは？
