「フィジカル、メンタルを良い状態に」藤井聡太棋王が更なる“パワーアップ”に言及 防衛戦の王将戦七番勝負は“谷川超え”かかる大勝負に 将棋藤井聡太 2025/03/03 07:50 拡大する 将棋の第50期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第3局が3月2日、新潟市の「新潟グランドホテル」で指され、藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、王座、王将、棋聖、22)が挑戦者・増田康宏八段(27)との千日手指し直し局に勝利。3連覇を達成し、タイトル戦通算勝利数を「100」の大台に乗せた。また、棋王防衛で通算27期となり、タイトル獲得数は谷川浩司十七世名人に並ぶ歴代5位となった。 記録ずくめの注目の一戦を制した若き王者だが、その表情は疲労の色が濃かった。勢いに乗る挑戦者・増田八段とのシリーズは、2月上旬の開幕局からいずれも激戦に。「内容的には際どい将棋の連続だったので、あまり(防衛の)実感はないですが、ひとつ結果を残せたのは嬉しく思います」。藤井棋王は、充実感よりも安堵といった言葉を残していた。 続きを読む 関連記事