間違えれば地獄行き。誰もが目を覆いたくなるような難所を、見事に切り抜けた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」3月3日の第1試合。TEAM雷電・萩原聖人(連盟)が見せたファインプレーにファンが大きな反響を寄せた。
【映像】紙一重の選択…萩原聖人、アガリ目ゼロの危機を回避した瞬間
南2局、1万9300点持ちの4着目で親番の萩原。配牌はドラ2筒が対子、赤が2枚。解説の仲林圭(協会)が「うわー!すっごいの来た!」と大声を上げる程の好配牌だ。さらに第1ツモで5筒を引き、形が引き締まると視聴者も「エグいエグい」「ハギー来たわ」「きたー!!」「ハギーに爆裂手キターー」と大騒ぎだ。序盤はピンズの混一色を見据えつつ、徐々にタンヤオ。待望のテンパイは7巡目、カン五万待ちのテンパイをリーチせずの選択とした。
次巡、八万を引くと、ここでカン五万待ちのままとするか、それともカン七万待ちか、運命の選択だ。二万をすでに切っているため、三万ツモによるリャンメン変化はない。見た目の枚数を重視すればこのまま五万待ち。一方で、筋の待ちになることに加えて、渋川と一緒にツモっていると考えれば七万待ちも悪くない。萩原は小考後、四万を切ってカン七万待ちとした。
これが大正解、直後に下家の渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)が暗カンした牌はなんと五万だ。このカンの壁で七万待ちはさらに絶好の待ちとなった。実況の日吉辰哉(連盟)は「ナイスセン!ナイスセンが出た!これはカン五万からカン七万に変わって大正解!」と大声を上げた。萩原は口を真一文字に結び、松本の手を凝視している。視聴者は「リーチしてたら面白かったw」「あぶねーって顔してて草」「助かったって顔してた」「いいリアクションw」「あっぶね、純カラの危機w」と反響を寄せた。
アガリ目なしのピンチを回避



