全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の予選Aリーグ1位決定戦、関西A 対 中国・四国が3月8日に放送された。ステージ1から大混戦となったこの試合は、フルセットまでもつれた結果、最終局で中国・四国の藤本渚六段(19)が見事勝利。5勝4敗でチーム関西を破り、A堂々の本戦一番乗りを決めた。
【映像】座ってなんかいられない!?中国・四国の糸谷八段が大興奮
普段は同じ関西所属のメンバーが、地元を背負って大激戦を繰り広げた。ステージ1では、チーム中国・四国の同門“三兄弟”が躍進。先鋒戦の第1局を担った岡山県倉敷市出身の狩山幹生五段(23)は、千日手指し直し局で持ち味の受け将棋を見せつけ、熱戦を制してチームに先勝を持ち帰った。
これに続いたのは、兄弟子で岡山市出身の菅井竜也八段(32)だ。次鋒戦の第2局に登板すると、相手チームを率いる谷川浩司監督(62)に苦戦を強いられたものの、粘りを結実させて逆転勝利。さらに第4局の副将戦では、現役最年少棋士で香川県高松市出身の藤本渚六段(19)が振り飛車党の第一人者でもある兵庫県加古川市出身の久保利明九段(49)を相手に堂々とした指し回しで白星をもぎ取ってみせた。
チーム勝利に貢献した“三兄弟”!?
