南2局、萩原に満貫をツモられ、たろうは2着へ後退。その後も萩原に加点を許し、南4局1本場を迎えてトップの条件は跳満ツモと、苦しい状況に追い込まれた。しかしここで“ゼウス”に最後の大砲が入る。ドラ5索が配牌で2枚、さらに3巡目でそれが暗刻になり、8巡目に3・6筒待ちでリーチだ。4着目の鈴木優もリーチとなり場は沸騰、親の白鳥がオリを決めた後、たろうが3筒をツモ。リーチ・ツモ・ドラ3・赤の1万2000点（＋300点）が完成し、萩原をマクってトップとなった。これでチームは＋1124.6までポイントを上乗せ、リーグ最高記録を更新した。
試合後のインタビューでは「ラス引いちゃうのかな、という気持ちもちょっとあった」と打ち明けた。一転、南1局からの反撃場面に話題が及ぶとニッコリ。オーラスの大逆転は「前局に我慢しておいて良かった。次の手で『チャンス来い！』と思って開いたら赤とドラドラがあったので、逆転できる手に育てばいいなと思っていたら、できあがりましたね」とコメントした。
個人成績については「（MVP争いは）どうなるかわからないですが、点棒を稼ぐのが仕事」とした上で「チャンスがあれば、点棒をいっぱい稼ぎたいと思います」。最後はファンに「いつ何があるかわからないので、点棒はなるべく稼ぎたい。下のチームの争いが大変なのは僕もわかっていて、心苦しいところはありますが、うちのチームが全力で打つことでしか影響を与えてはいけないと思っています」と持論を展開。視聴者からは「その通り！」「いいコメントや！」「ドリおめ！」「公平でよろしい」と共感の声が寄せられていた。
気になる個人、チームポイント状況Mリーグ 日程
12月8日（月）
12月9日（火）
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