しかも、なんと守備側にもかかわらず、このシーンではフェイントも入れていたとのこと。「相手に逆を向かせるようにわざと重心を左にかけて、逆を向いた瞬間にボールにいった」と告語ったのだ。そして、「このシーンは自分の思った通りいきました。誘導して取る。紙一重の部分だなと思います」と続けた。
マインツのヘンリクセン監督が「マインツで活躍するだけではなく、世界の一流になるための要素がある」と称賛する裏側には、単純な対人の強さはもちろん、こうした頭脳的な駆け引きが上手いからでもあるだろう。
そんな佐野が躍動するマインツは、3月15日のブンデスリーガ26節でMF堂安律が所属するフライブルクと対戦予定。佐野は「堂安選手は守備でも攻撃でも要になっている。(1回目の対戦時に)対策の時点から言われていたし、実際の試合でもそう思いました。自分も攻守でチームの中心になる選手になりたい。すごく楽しみです」と意気込んでいる。
(ABEMA/ブンデスリーガ)