IOC(国際オリンピック委員会)の会長選挙が、20日にギリシャで開催される。現職のバッハ会長が12年間務めた後を引き継ごうと、7人が立候補。この中には、国際体操連盟会長を務める渡辺守成氏も、日本人としては初めて出馬した。渡辺氏は1月の候補者プレゼンで「オリンピックを5つの大陸で同時開催することを提案する」と、開催国の財政負担を軽減する「五大陸五輪」構想を掲げて注目されている。
世界最大のスポーツイベントであるオリンピックだが、近年では商業主義化が各国で批判され、日本でもトヨタ、パナソニック・ホールディングス、ブリヂストンが、最高位スポンサーから撤退し、様々な憶測を呼んだ。またウクライナへの侵攻を続けるロシアの選手の参加、トランスジェンダー選手の出場など、課題は山積している。「ABEMA Prime」では会長候補の渡辺氏とともに、この課題について考えた。
■選手はいつまで「国を背負って」戦うのか
