■郵便局の多機能化?
そもそも郵便局はどんな仕事をしているのか。小西氏は「郵便局は大きく3つの事業で、郵便と貯金と保険だ。日本の過疎自治体にいくと、そういう公的なサービス機関がなくなっている。元々、銀行や都銀は過疎にいくと少なくなる。それがどんどん撤退し、農協も撤退し、公的な機関は郵便局ぐらいしか残っていない。今では常勤職員のいる地方の『最後の砦』と言われている」と答える。
こうした現状を踏まえて、「郵便局の地域での役割をもう一回見直していく。例えば、お買い物のサービス、ご老人の方の見守り、あるいはオンライン診療。そういう地域の生活やサービスの拠点として、郵便局を見直すのが今、自民党が考えている法律の大きな柱のひとつだ。これは我々野党も党派を超えて、ずっと言ってきたことだ」。
磯山氏は、郵便局が多機能化していくことに対して、「非常に良いことだと思うが、最大の問題は郵便事業だ。とくに信書を送ることは独占していたため、新しい民間が入ってこれなかった。新しいサービスが生まれないで結局、郵便事業はどんどんジリ貧になってきた」との見方を示した。
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