将棋の第74回NHK杯は16日、決勝戦が放映され、後手の藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)が郷田真隆九段(53)に104手で勝利し、2年ぶり2度目の優勝を飾った。本局で藤井竜王・名人の年度内公式戦は終了。成績は40勝12敗で勝率0.769、2016年のプロ入り以来継続していた8割超えの記録がストップすることとなった。
決勝戦では、藤井竜王・名人とタイトル6期で11年ぶりの優勝がかかっていたベテラン・郷田九段が激突した。角換わりの出だしから激しい攻防戦が繰り広げられたが、終盤戦で抜け出した藤井竜王・名人が加速度的に力を発揮。2期ぶり2度目の優勝を決めた。
今年度の藤井竜王・名人は、4つある一般棋戦のうち、朝日杯、銀河戦、JT杯の3つで敗退。最後のNHK杯を2年ぶりに制し、自身の棋戦優勝を11回に伸ばした。
さらに、本局で2024年度の全対局が終了。藤井竜王・名人の成績は40勝12敗で、勝率は0.769とし、2016年10月のプロデビュー以来継続してきた驚異の“勝率8割超え”の記録が途絶えることとなった。
2025年度は防衛戦の名人戦からスタート




