旭道山は続けて「ただ、カド番と簡単に言いますけど、落ちるというのは怖い」と指摘すると、「その恐怖を精神的にどうコントロールするか。ガチガチになると体が動かないですから、動けるように自分が若い衆に戻った気で、“前に出る”、“腰を落とす”、“脇を締める”という意識を元に戻せばいいんですよ」と琴櫻へのアドバイスを語った。
そんななか制限時間いっぱいとなり、琴櫻は白房下へ。ここから穏やかな表情が一変、“鬼の形相”へと変貌する琴櫻だが、この日の中継カメラは琴櫻越しに花道の奥を捉えていた。実況を務めた高橋大輔アナウンサーが「ご注目ください。琴櫻の動きと、奥の付け人の動き」と告げると、付け人と視線を合わせていた琴櫻が清めの塩を手に取って“鬼の形相”に変貌した瞬間、肩をいからせた際に付け人も同じ動きをして“シンクロ”状態になった。
琴櫻と付け人の“深い絆”がうかがえる光景に、高橋アナが「シンクロしました」と指摘すると、旭道山は「いいですね。付け人と関取が」と感嘆。続けて高橋アナは「付け人がサッとこれをやったあと、琴櫻の目線からいなくなるんですよね。『あとは任せました』と」と補足していた。
苦しい状況が続くなか、あまり表には出ない琴櫻と付け人の関係性が伝わるルーティンに、視聴者も「しらなかった」「エモいやん」「ちょっと泣けるじゃないの」「そうなんだ」「テレパシー通じた」「かっこいい」と温かい気持ちになっていた。
その後の取組では、琴櫻が一方的な押し出しで快勝。6勝目を挙げて白星先行とし、カド番脱出へ向けて一歩前進した。敗れた王鵬は7敗目を喫した。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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