世界中でスマホ依存が広がるなか、懸念されているのが「ドゥームスクローリング」だ。悲惨な戦争や差別のニュース、相手をひたすら攻撃するSNS投稿など、“負の感情”が涌き起こる情報を求め続ける行為を指す。
自覚している人に話を聞くと、「自分よりも下の人たちの生活を見て、『自分の方がマシだ』と実感するため」と理由を語る。また別の当事者は「自己嫌悪が最大になる。別のことに時間を充てられたのに」と嘆く。しかし、分かっていてもやめるのは困難なようだ。「Xのアプリを削除したが、どうにかしてつなごうとする。酒やたばこと一緒で、根性でやめようと思ってもダメ」。
炎上や批判をあおるニュースがあふれるなか、情報とどう向き合えばいいのか。『ABEMA Prime』では、スマホで悲惨な情報を見続けて、負のループに陥る現状について、当事者や専門家と考えた。
■悲惨なニュースを繰り返し見ては沈んだ気持ちに…
