これを受け、番組MCの古舘伊知郎は「固定観念で前例を変えない人と対立するのではなく、うまく抱きかかえなければダメだと思う。サラリーマン脳・経営者脳と分けるのもナンセンスかもしれない」と投げかけた。

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 Forbes JAPAN Web編集長で同番組コメンテーターの谷本有香氏は、プロアスリートのセカンドキャリアを取材した経験から、次のように述べた。

「プロのサッカー選手が起業した場合の成功率はけっこう高いが、プロ野球選手は上手くいかないケースが多い。どちらかというと、野球は監督の指示に従いながら動くが、サッカー選手はグラウンドに出てしまえば自分の意思で動く、そんな違いが出てくるのではないかという声があった。それを思うと、自己の価値を上げていかなければならないのに、自我の価値を上げている、というのが今の日本人だと思う。周りがどう思うか、人から指示された、世間がこうなっている、というところを勝手に鑑みてできた自我があって、そこにあまりにも汲みしているがゆえに、自己の意思がわからなくなっているのではないか」

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