同様のシーンは十三日目、関脇・王鵬(大嶽)が2敗で優勝争いを繰り広げていた大の里を一方的に押し出して5勝目を挙げ、大の里に痛い黒星をつけた取組でも見られた。直後、王鵬が受け取った懸賞の“束”の大きさに「野球のベースみたい」「懸賞すごっ」といった驚きの声が寄せられた。十四日目、前頭六枚目・平戸海(境川)が、大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)を結びの一番で撃破した一番でも、“相撲ドリーム”といった反響が。

 日本相撲協会の公式HPによると、懸賞は1本7万円(税込み)で、内訳は勝ち力士が6万円、残り1万円は手数料(取組表掲載料・場内放送料)。そして6万円の内、力士の手取りが3万円、力士の所得税にあてるための預かり金が3万円となる。大の里が今場所で受け取った懸賞は全部で274本とされる。これは日々の鍛錬によって築き上げた成績と人気、地位による結果だが、“相撲ドリーム”という反応もある意味ではうなづける。

 春場所の熱狂を経て、ネットでは「相撲ロス」の言葉が広がった。東京・両国国技館で5月11日(日)より開催される大相撲五月場所までおよそ2カ月。ここで大の里が2場所連続優勝の成績を収めると、昭和以降では羽黒山、照国の初土俵から所要16場所を抜く所要13場所での“最速横綱”誕生が現実味を帯びてくる。新入幕で11勝を挙げて敢闘賞を受賞した安青錦(安治川)など、“新しい力”の台頭も目覚ましく、早くも見どころ満載の五月場所の開催が待ち遠しい――。(ABEMA/大相撲チャンネル)

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【映像】元横綱を驚愕させた“分厚い”懸賞の束
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大相撲春場所で注目を集めた“キレイなお姉さん” 大阪場所ならではの光景 
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