この感動を家庭でも感じてほしいとの願いから、商品名は「あの日のはごたえ」にした。通販価格は2パック1500円だ。すぐさま雄一郎さんは、事務所隣のタクシー車庫を“きくらげ栽培所”に改装し、今では桶川市に購入した空き家と、農家から借りたビニールハウスで、合わせて約6000株のきくらげを栽培している。
雄一郎さんの生活は、「忙しい時は夕方5時くらいからタクシー乗って、(深夜)3時くらいに帰ってきて、夏は朝のうちに畑行って、ちょっと寝て、またきくらげの仕事をちょこちょこやる」といった流れだ。
きくらげは毎朝収穫し、会社内の直売所に加えて、地元のスーパーや学校給食用にも出荷する。今では年間約10トン、1000万円ほどを売り上げ、タクシー事業での収益を大きく上回るまでに成長した。
オススメの食べ方は「刺身」
