【MLB】フィリーズ 3—2 ドジャース(4月4日・日本時間5日/フィラデルフィア)
世界一の打者を息子が三振に仕留めたのだから、さぞかし気分が良かったことだろう。大谷翔平投手が所属するドジャースはこの日、開幕9連勝をかけてフィリーズと敵地で対戦。惜しくも2-3で敗れた。すると大谷の第3打席でほほえましいシーンがあった。
ドジャースが1点ビハインドのまま迎えた6回表。1死一塁という場面で打席に立った大谷はフィリーズの先発ルザードと対戦。ここまでレフトフライ、センターフライと打ち取られている相手だけにそろそろ安打が期待できる場面だった。
対するルザードは常時150キロ後半の直球とスライダーのコンビネーションが冴え、この日は強打のドジャース打線をここまでわずか1安打に抑えるという好投を披露。四球もこの回にパヘス外野手に与えただけという抜群のコントロールを見せていた。
そんな好投を続けるルザードが迎えたこの日3度目となる大谷との対戦。シチズンズ・バンク・パークには祖国ペルーから家族も観戦に来ていたようで母親がカメラに映し出されることも。
ハラハラしながら母が状況を見つめる中、ルザードは大谷に対し、変化球中心で攻め立て、4球目のシンカーでファウルを打たせるとカウントは2-2。最後はは143キロのチェンジアップを低めに落として大谷から空振り三振を奪った。
愛息の大活躍にこぶしを突き上げて喜ぶ母の表情

