【写真・画像】 1枚目
【映像】対局中とは一変!?ホッとした表情の永瀬九段
この記事の写真をみる(2枚)

 今年こそ頂点へ――。東京・神奈川で構成される関東Bが2年連続の決勝進出を決めた。全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の準決勝第1試合、関東B 対 中国・四国が4月5日に放送された。注目の試合は、千日手を合わせて全10局に及ぶ大激戦を展開。最終局で監督同士がぶつかり合った結果、関東Bの永瀬拓矢監督代行(32)が勝利し、最終スコア5勝4敗で決勝進出を決めた。

【映像】対局中とは一変!?ホッとした表情の永瀬九段

 強豪チームがぶつかり合った準決勝第1試合は、想像を超える大激戦が繰り広げられた。ステージ1では中国・四国の山崎隆之監督(44)、糸谷哲郎八段(36)、菅井竜也八段(32)が実力を発揮し、3勝2敗でリードに成功。関東Bからは永瀬監督代行とチーム最年長の郷田真隆九段(54)の2人がステージ2を担うこととなった。

 ステージ2は、全員がタイトル戦の舞台を経験している5人による重厚な戦いに。第6局ではタイトル6期の郷田九段が竜王経験者の糸谷八段を破って3勝3敗に追いついたものの、第7局では王位経験者の菅井八段が郷田九段を圧倒して再び中国・四国が4勝3敗と突き放してみせた。

 第8局では、永瀬監督代行VS菅井八段によるエース対決に。同学年の両者によるライバル対決は、千日手指し直しの末に永瀬監督代行が持前の的確な受けを披露し白星をもぎ取ってみせた。さらにフルセットとなった最終第9局は、永瀬監督代行VS山崎監督によるリーダー対決が実現。勝った方が決勝進出となる運命の一局では、ここでも永瀬九段が緩みのない指し回しで山崎監督を圧倒し、逆転でチーム勝利を決めた。

名実ともにチーム関東Bを率いた永瀬拓矢監督代行のコメント
関東B・伊藤叡王、堂々たる指し回しに仲間からも感嘆の声
この記事の写真をみる(2枚)