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【映像】仲間だよ!?謎に悶絶する中国・四国のメンバー
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 強すぎる味方の痛快な指し回しに、チームメイトが悶絶する珍事が発生した。全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の準決勝第1試合、関東B 対 中国・四国が4月5日に放送された。決勝進出をかけた大勝負では、中国・四国の菅井竜也八段(32)が大奮闘。振り飛車党エースの圧倒的な指し回しに、居飛車党のチームメイトたちはまるで自分が対局相手のように「痛った!痛った!」と悲鳴を上げていた。

【映像】仲間だよ!?謎に悶絶する中国・四国のメンバー

 両軍3勝3敗で迎えた勝負所の第7局では、関東Bから郷田真隆九段(54)、中国・四国からは勝ち頭の菅井八段が出することとなった。両者は、ABEMAトーナメントでチームメイトだった経験もあるが、今回は地域を背負う敵同士に。菅井八段は「今日はかなり早指しで指されているので、うまく対応していきたい」と意気込みを語り、対局場へと向かった。

 先手番の菅井八段は、三間飛車を志向。銀と歩の布陣で積極性を見せたものの、郷田九段も持前の棋風から最強の手段で応じて穴熊を目指した。しかし、振り飛車党のエースでもある菅井八段が機敏な仕掛けから抜け出すと、一気に踏み込みリードを拡大。郷田九段にとっては、あっという間に苦しい局面を迎えることとなった。

 その後も菅井八段は強く後手を攻め立て優勢を確立。▲5七角とあまりにも痛快な王手飛車を決めると、中国・四国の控室ではチームメイトで菅井八段の弟弟子でもある狩山幹生五段(23)が身体をのけぞらせて「あ~!痛った!痛ってぇ!」と絶叫。山崎隆之監督(44)も共鳴するように「痛い!痛いよ!」と悶絶する珍シーンがとらえられた。

謎にダメージを受ける中国・四国メンバーの表情
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