文部科学省によると、全国の公立小中学校にある便器のうち、約3割が“和式トイレ”だという。しかし、小学生たちに話を聞くと「ちょっと面倒くさい。しゃがんだりするところが」「トイレが混んでいるときは和式を使うことがある。スカートの子もいると思うので大変だ」と話す。
小学校に入学する児童は、“しゃがむ準備”も必要なようだ。NPO法人日本トイレ研究所の加藤篤代表理事は、「(和式トイレを)見たことも使ったこともない子どもは結構いる。しゃがむ練習をしたり、なんとか対応できるようにしておいてあげた方が、その子にとって幸せ」だとアドバイスする。
4人に1人が使用できない“和式トイレ”
