日本トイレ研究所が、全国の小学生1000人を対象にした調査では、和式便器を、抵抗なく使用できる22.4%、抵抗はあるが使用できる50.9%、使用できない26.7%となり、4人に1人が「使用できない」と回答した。

 加藤氏は「トイレにとって何が大切かというのが一番大事で、それはその人ひとり一人にとって安心できるかどうかだ。子どもたちにとって快適で安心できる空間を作ってあげないと、『嫌なものは嫌だ』と限界まで我慢するのではないか。体調不良や便秘につながる」と危惧する。

 そして、「学校側はスピード感をもって洋式化し、かつ快適性をチェックすべき。家庭でやれることは、どちらのトイレがやってきても対応できるように教えてあげることが、第一歩としてできるのでは」と話す。

現代の子どもはなぜしゃがめない?
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