【NASCAR】第8戦 Goodyear 400/ダーリントン・レースウェイ(日本時間4月7日)
全米で人気ナンバーワンのレース、NASCAR(ナスカー)で特別なペイントが施されたマシンによる、まるでアニメのような終盤の白熱した上位争いにファンも大興奮させられた。
第8戦の舞台は、ダーリントン・レースウェイ。ここでは恒例の行事として、歴史上の名ドライバーやマシンに敬意を表したり、特定年代のテーマを取り入れた、お気に入りのペイントを施したマシンで走行する「スローバック・スキーム」が実施されている。
各ドライバーが思い思いのボディカラーのマシンで走るなか、終盤まで24号車のウィリアム・バイロン(シボレー)が一度もトップを譲らない珍しい展開でレースは進んだ。しかし、そこはNASCAR(ナスカー)、やはり最後の最後には熾烈なトップ争いが待ち受けていた。
残り10周の時点でトップに立ったのは、45号車のタイラー・レディック(トヨタ)。マシンカラーは“マクドナルド”カラーで、ボディサイドには「ゴマ付きバンズ」まで描かれている。視聴者からは「勝ったら明日はマック安くなる?」などユニークな応援コメントも寄せられていた。
しかし、2位に上がってきた12号車ライアン・ブレイニー(フォード)はタイヤ交換を遅らせたことで一気にペースを上げ、レディックとの差をどんどん詰めていく。残り5周までトップをキープしたレディックだったが、タイヤが滑っていて踏ん張りきれず、ターン1(1コーナー)でブレイニーにインをつかれて追い抜かれてしまう。
その瞬間、1台のマシンがクラッシュして追い抜き禁止の“イエローコーション”が発生。その後のタイヤ交換の差で、今度は11号車デニー・ハムリン(トヨタ)がトップに立つ。しかしアンダーイエロー状態のまま規定周回が終わってしまったため、「オーバータイム」ルールで決着をつけるための2周が追加された。
そして再スタート! ハムリンの次にはまたレディックのマクドナルドカラーが見えていたが、24号車ウィリアム・バイロン(シボレー)と20号車クリストファー・ベル(トヨタ)がレディックに追いつき、3台が横並びになる「3ワイド」状態に! 結果、この3台を尻目に猛ダッシュを決めたハムリンがトップチェッカーを切り、2連勝を意味する「バック・トゥ・バック」を達成することとなった。
見るものに息をつかせない目まぐるしいレース展開は、まるでマンガやアニメのよう。特にレディックのマクドナルドカラーは、NASCARがベースとなっているディズニー・ピクサーの人気アニメ『カーズ』の主人公、ライトニング・マックィーンの赤と黄のカラーにそっくりということで、思いを重ねて観る人も多かったようだ。
(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)
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