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【映像】藤井名人VS永瀬九段 注目の開幕局
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 将棋藤井聡太名人(竜王、王位、王座、棋王、王将、棋聖、21)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する第83期名人戦七番勝負が4月9日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で開幕。前日の8日には前夜祭が行われ、両者がシリーズへの意気込みを語った。

【映像】藤井名人VS永瀬九段 注目の開幕局

 名人戦といえば、開幕局の舞台・ホテル椿山荘が“聖地”として親しまれている。初挑戦を決めた永瀬九段にとっては、初めて対局を行うこととなる。

 過去には、第73期名人戦七番勝負で羽生善治名人 対 行方尚史八段(肩書はいずれも当時)の将棋を勉強しに、盟友でもある佐々木勇気八段とともに訪れた経験があるという。「その時は勉強で感想戦が行われている対局室にも入れていただいたが、今回は対局者。重みが違うなと思う」とコメント。

 「名人戦は歴史の重み伝統がある。今回は棋界最長の9時間という持ち時間と経験したことのない持ち時間となる。2日制だと1日制とはまた違った課題が多く見つかるので、一局でも多く指せれば」と意気込みを語った。

 一方、タイトルホルダーの藤井名人は、「椿山荘に来て、いよいよ名人戦が開幕するなということを実感している。永瀬九段とは1~3月までの王将戦でも対戦し、いろいろな勉強と経験ができた。今回の名人戦でもその経験も活かし、一手一手をより深く考えて、シリーズを通して面白い将棋を指していけるように力を尽くしたい」と表情を引き締めていた。

前夜祭に出席した羽生善治会長のあいさつ
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