将棋の藤井聡太名人(竜王、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する第83期名人戦七番勝負が4月10日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で第1局2日目の対局が行われている。午前中には、藤井名人が迫力の大長考。激しい攻防戦が見込まれており、今後の展開から目が離せない。
挑戦者の永瀬九段が前日に封じた83手目の開封から再開された開幕局2日目。前日にハイペースで指し進められたこともあり、局面は緊張感が高まる終盤戦へと突入している。
開幕局は前例のある角換わりの出だしに。藤井名人に研究の用意があると見られており、永瀬九段は持ち時間をたっぷりと投入してその真意を探ることとなった。しかし、再開後の2日目午前中には藤井名人が約2時間の大長考に沈む場面も。主導権を握るための重要な局面を迎えているとあり、リードに結びつけるべく重要な局面を迎えている。
ABEMAの中継に出演した広瀬章人九段(38)は「終盤戦の佳境までは行っていないものの、勝敗に直結する変化がたくさんある」と現局面の印象をコメント。形勢に大きな差はないものの緊迫感が高まっていることを強調していた。激しい攻防戦が見込まれる2日目午後の進行は、見応え十分の展開となりそうだ。
持ち時間は各9時間の2日制。
両者の注文した昼食メニューと残りの持ち時間■Pick Up
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