アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』は、『ウマ娘』シリーズに登場するキャラクター・オグリキャップが主人公の物語。オグリキャップの圧倒的な走りがあらゆる常識を覆していきます。
集英社の青年誌「週刊ヤングジャンプ」で連載中の同名漫画のアニメ化作品で、『シングレ』と略されることもあります。
この記事ではアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』の主人公・オグリキャップをピックアップして、オグリキャップのプロフィールや声優情報などをまとめました。
目次
- アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』オグリキャップの基本情報
- アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』オグリキャップの声優は高柳知葉さん
- アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』オグリキャップの速さや実力は？
- アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』オグリキャップのウイニングライブ
- オグリキャップと母親とのエピソード
- オグリキャップはかわいい？
- ほかの『ウマ娘』シリーズでのオグリキャップは？
- 史実でのオグリキャップは？
- アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作品概要
- まとめ
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』オグリキャップの基本情報
オグリキャップは、カサマツトレセン学園に入学した芦毛のウマ娘で、愛称は「オグリ」。細い見た目からは想像できないほどの大食いです。学園では食事が食べ放題ですが、オグリキャップが大食いのため食堂の在庫を空にすることもあります。
学園所属のトレーナー・キタハラ（北原穣）の目に留まり、チームに勧誘されます。チームに所属しなければレースには出られないため、オグリキャップはキタハラのチームに所属してレースに出場することになりました。
普段はマイペースでおっとりしていますが、走ることに関しては努力を惜しまず、朝の4時からトレーニングをしています。そのためか、授業を受ける頃には体操服が汚れていて、クラスメイトから訝しがられていました。
学園では隣の席のベルノライトと親しくなります。ベルノライトも北原のチームに所属しているため、一緒にトレーニングをおこなっています。
体の柔軟性はキタハラが驚くほどで、体の柔らかさを生かした超前傾姿勢のフォームで走ることが可能です。一般的には芦毛のウマ娘は「走らない」と言われていますが、オグリキャップは圧倒的なスピードを誇ります。
天然でマイペースな性格のため、ノルンエースから嫌がらせをされても、悪意に気づいていませんでした。
プロフィール
誕生日：3月27日
身長：167cm
スリーサイズ：B78・W58・H82
■芦毛
■健啖家
■天然マイペース
■実家が貧乏
（出典：コミックス1巻および久住氏のXより）
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』オグリキャップの声優は高柳知葉さん
オグリキャップの声を演じているのは、高柳知葉（たかやなぎ ともよ）さん。高柳さんは千葉県出身の声優で、趣味は舞台を観劇したりハロー！プロジェクト（ハロプロ）のアイドルのコンサートに行くことです。
これまでに高柳さんが演じてきたアニメキャラクターとしては、『恋する小惑星』の木ノ幡みら役、『まちカドまぞく』の陽夏木ミカン役、『【推しの子】』天童寺さりな役などがあります。『ウマ娘 シンデレラグレイ』第1クールと同じ2025年春アニメクールで放送される『かくして！ マキナさん!!』ではメインキャラの我妻マキナ役を演じます。
中学1年生の頃から声優になりたいと思っていた高柳さんは、高校までは勉強に集中して、大学1年の秋に声優事務所の養成所に入りました。声優になって嬉しかったことを聞かれた際には、アフレコ現場でマイクの前で芝居をしている時に自然とセリフが出る瞬間が嬉しいと答えています。
高柳さんは『ウマ娘 シンデレラグレイ』だけでなく、ゲームなどほかの『ウマ娘』シリーズでもオグリキャップ役を演じています。高柳さんは声優になってはじめてオーディションで受かった役がオグリキャップだと話しています。
高柳さんが『ウマ娘』のオーディションを受けたのは2016年ごろ。元々はダイワスカーレット役のオーディションを受ける予定で台本を読み込んで現場に行きましたが、スタッフからオグリキャップ役も受けてみてくださいと言われて演じたところ、オグリキャップ役に決定したとのことです。
高柳知葉さんのコメント
オグリキャップ役の高柳知葉です。
ついに『ウマ娘 シンデレラグレイ』アニメ化です！！この発表ができる日をずっと心待ちにしていました。
名馬という言葉でも伝えきれないと感じてしまうほどの名馬オグリキャップ号。
オグリキャップ号への大きな愛とリスペクトを込めて描かれている『ウマ娘 シンデレラグレイ』。
素晴らしいコミカライズに込められた大きな愛をアニメという形でお届けできることが本当に嬉しいです。
大きなプレッシャーも感じていますが、これまでウマ娘のオグリキャップと歩んできた約８年間の想いや経験も大切に抱きしめながら、『ウマ娘 シンデレラグレイ』の世界のオグリキャップを全く新たな気持ちで精一杯演じさせていただきます！
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』オグリキャップの速さや実力は？
ほかのウマ娘とは違い、オグリキャップは膝の柔らかさを使った超前傾姿勢のフォームで走ります。生まれた時は立ち上がれないほど膝が悪かったオグリキャップは、母親の献身的なマッサージのおかげで膝がよくなり、柔軟性も身につきました。
朝練や夜練なども熱心におこなっているオグリキャップに対して、ベルノライトが「なんでそんなに走るの？」と聞くと、「立って走る…私にとってはそれだけで奇跡だ。だからそれだけですごく嬉しい」と答えています。
自主練のおかげもあってか、キタハラのチームに入ってトレーニングを始めたばかりのころでも、筋力と体力は問題なく、腕の振りもしなやかで、腰から膝にかけての連動もいい感じだと評価されていました。
地方での成績
オグリキャップの最初のレースは新入生デビュー戦でした。カサマツレース場はサラサラした川砂を敷き詰めたダートコースのため、オグリキャップの走り方では滑って力が分散します。そのため足首の力で川砂を掻き込むような走り方をキタハラがアドバイスし、足首を徹底的に鍛えてレースに臨みます。
レース終盤では、特待生のフジマサマーチとの一騎打ちになりますが、最終的にフジマサマーチには負けてしまい2着になりました。
2戦目のレースで初の1着を獲得します。ノルンエースがオグリキャップの靴を踏んで妨害工作を企てるも、オグリキャップの圧倒的な脚力によって妨害することはできませんでした。オグリキャップは次元が違うと感じたノルンエースは、これまでいじめていたことを謝罪して、親が経営しているダンス教室の回数券を渡しています。
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』オグリキャップのウイニングライブ
ウマ娘のレースでは、勝利を飾ったウマ娘のウイニングライブがおこなわれます。第3話にて2戦目で初勝利をした際、ライブの練習をしていなかったオグリキャップは「カサマツ音頭」という盆踊りを披露して、会場を困惑させました。
オグリキャップと母親とのエピソード
オグリキャップがつけている髪飾りは、母親が現役時代に使っていたものです。オグリキャップは母親のことが好きで、寮に母親からの手紙や荷物が届くのをワクワクしながら待っていました。
学園に通うための学費を気にしていたオグリキャップでしたが、母親から「アンタの食費に比べれば大したことないよ」と言われます。母親はオグリキャップがご飯をたくさん食べることは悪いことではないとも伝えていて、「よく食べてよく走る、立派なウマ娘になるのよ」と告げました。
生まれた時は立ち上がれないほど膝が悪かったオグリキャップは、母親が毎日何時間もマッサージをしてくれたおかげで回復し、柔軟性も身につきました。
母親はオグリキャップの活躍を楽しみにしていて、オグリキャップが出場するレースをラジオで聴取していました。
オグリキャップはかわいい？
SNSでは『シンデレラグレイ』のオグリキャップについて、「シンデレラグレイのオグリかわいい」「オグリかっこかわいいッ！！」などの投稿が見られます。
漫画『ウマ娘 シンデレラグレイ』では、たまにオグリキャップのデフォルメ姿が描かれます。レース中はかっこいいシーンが多いオグリキャップですが、SNSでは日常シーンで描かれるデフォルメ絵がかわいいという投稿もありました。
『ウマ娘 シンデレラグレイ』の漫画担当の久住太陽（くずみ たいよう）氏のX（旧Twitter）では、デフォルメ絵のオグリキャップのイラストが投稿されることがあります。
※ちなみに「重版出来」の読み方は「じゅうはんしゅったい」です。
オグリキャップのデフォルメ絵で構成されたLINEスタンプ『ウマ娘 シンデレラグレイ かんたんオグリ』も発売されていて、40種すべて久住氏の描き下ろしとなっています。
ほかの『ウマ娘』シリーズでのオグリキャップは？
『シンデレラグレイ』以外の『ウマ娘』シリーズにもオグリキャップは登場します。『ウマ娘』シリーズに登場するオグリキャップの声優は『シンデレラグレイ』と同様に高柳知葉さんです。
この項目では、『シンデレラグレイ』以外の『ウマ娘』シリーズや実在した名馬・オグリキャップについても記述します。
ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
オグリキャップは、2021年2月のアプリリリース時から実装されています。ゲーム版では、地元で連戦連勝して期待を背負ってトレセン学園にやってきたウマ娘となっており、一瞬で米びつも鍋も空にする健啖家だと説明されています。
バ場適性は芝「A」に加え、ダートも「B」と高めです。マイル〜長距離まで走れる距離適性で、脚質は先行と差しに適性があります。史実のオグリキャップがアイドルホースとして大人気だったこともあってか、ゲームでは「アイドルウマ娘」の称号も獲得できます。
■ゲーム版プロフィール
誕生日：3月27日
身長：167cm
体重：微増（食べ過ぎた）
スリーサイズ：B82・W57・H82
アニメ『ウマ娘 プリティーダービー』シリーズ
TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』シリーズでは学園随一の大食いウマ娘として知られていて、オグリキャップが食事をしているシーンなどが描かれています。
1期第6話では「秋のトゥインクル・シリーズファン大感謝祭」でドーナツの大食いイベントに参加。1期の新作アニメとして制作された『EXTRA R』の第2話では、オグリキャップはわんこそばを1000杯食べられるのかというショーが開催されました。
YouTubeチャンネルなどで配信された『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』第1話では、食堂でテイエムオペラオーと相席して言葉を交わしています。
史実でのオグリキャップは？
オグリキャップは現実に存在した同名の名馬・オグリキャップをモデルにしたウマ娘です。実在したオグリキャップは1987年に笠松競馬場でデビューし、日本の競馬史上もっとも多くのファンに愛された名馬として知られています。
12戦10勝の戦績を引っ提げて中央競馬に移籍。中央でも様々なレースで1着を飾り、「怪物」「芦毛の怪物」と呼ばれて空前の競馬ブームを牽引する存在となります。女性ファンも急増してオグリキャップのぬいぐるみが大ヒットするなど、競馬に興味がない人たちにも名前が知られる名馬となりました。
故障などもあって着順が伸びなくなったオグリキャップは、引退レースとして1990年12月23日の有馬記念に挑みます。4番人気でしたが、騎手の武豊（たけ ゆたか）氏が騎乗して1着を獲得。中山競馬場はオグリコールに包まれました。
中央での獲得賞金額は8億8830万円。笠松競馬場では、1992年から現在までオグリキャップの功績を記念した「オグリキャップ記念」が開催されています。
アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』の作品概要
「ウマ娘」を指導・育成するトレーニングセンター・カサマツトレセン学園に入学したオグリキャップ。「ウマ娘」とは馬のような耳や尾と超人的な脚を持った女の子たちのことで、別世界に存在する名馬の名前と魂を受け継ぎ、数奇で輝かしい運命を辿る神秘的な存在だと言われています。
スターになれる存在を探していたトレーナーの北原穣（きたはら じょう）はオグリキャップと出会い、その能力の高さを評価して、自分のチームに加入してレースに出ないかと勧誘しました。オグリキャップは北原とともに東海ダービーの優勝を目指します。
クロスメディアコンテンツ『ウマ娘』プロジェクトのひとつです。しかしながら、『ウマ娘 シンデレラグレイ』は独立したストーリーなので、これまでの『ウマ娘』シリーズのゲームやアニメを知らなくても楽しめる作品となっています。
2025年4月から分割2クールで放送中。「週刊ヤングジャンプ」で連載中の同名漫画（漫画：久住太陽、脚本：杉浦理史＆Pita、漫画企画構成：伊藤隼之介、原作：Cygames）のアニメ化です。2025年4月時点でのコミックスの累計発行部数は800万部突破しています。
『ウマ娘』プロジェクトとは？
『ウマ娘』プロジェクトは、現実世界で名勝負や偉大な記録を生んだ競走馬の名前と魂を受け継いだ「ウマ娘」たちが織り成すクロスメディアコンテンツです。
スマホゲームや家庭用ゲーム、アニメや漫画など様々なコンテンツがあり、漫画作品としては『ウマ娘 シンデレラグレイ』のほかにも不屈のポジティブウマ娘・サクラローレルを主人公にした『ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム』などがあります。
教育機関である「トレセン学園」に通う「ウマ娘」たちは、自身の夢とレースに向けて仲間たちと切磋琢磨していて、苛烈なレースを繰り広げる国民的人気スポーツ・エンターテインメント「トゥインクル・シリーズ」で活躍することを夢見ています。
レース後にはファンと喜びを分かちあう「ウイニングライブ」が開催され、レースに勝利したウマ娘はセンターに立つ権利が与えられ、アイドルパフォーマンスをおこないます。
まとめ
オグリキャップは、アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』主人公の芦毛のウマ娘です。誕生日は3月27日、身長は167cm。食堂の在庫を空にしてしまうほどの大食いです。
カサマツトレセン学園に入学して、トレーナーの北原穣／キタハラと出会いました。芦毛のウマ娘は走らないと言われていますが、オグリキャップは持ち前の柔軟性を活かした前傾姿勢の独特なフォームで圧倒的な走りを見せます。
オグリキャップの声優は高柳知葉さん。高柳さんは『シンデレラグレイ』以外の『ウマ娘』シリーズでもオグリキャップを演じています。オグリキャップ以外に高柳さんが演じているアニメキャラクターとしては、『まちカドまぞく』の陽夏木ミカン役、『【推しの子】』天童寺さりな役、『かくして！ マキナさん!!』我妻マキナ役などがあります。
（C）久住太陽・杉浦理史＆Pita・伊藤隼之介／集英社・ウマ娘 シンデレラグレイ製作委員会
（C） Cygames, Inc.
