■就活でのカンニング

あきさん
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 過去に就活の適性検査でカンニングしたことがある、あきさん(30代)。就活時にWebテストの解答集を友人から入手し、補助的に使っていた。Webテストは落ちたことがなく、友人の代行もしたことがあるという。

 当時について「もう絶対ダメだということが前提にある中で、バレるリスクが限りなく低く、人生がかかってることを天秤にかけた結果で受験をした」と明かす。

石渡嶺司氏
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 大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は、適性検査について、「性格検査と能力検査の2種類あり、WebテストはいわゆるSPIだ」と説明した。

 あきさんは就活の経験から、「SPIだと、テストセンターと呼ばれるようなテストを受ける専用の場所があって、そこで受験をするときは不正できない体制が整えられていた」。一方で「自宅など、どこでも受けられるWebテストは、カンニングなどの不正が横行し得る環境だった」と振り返った。

 石渡氏は企業側の事情について、「Webテストは、企業側にとっての費用がそこそこ安い。テストセンターだと試験監督や場所代がかかるので、ちょっと高い」と話す。そのため「就活の序盤からお金かけたくない企業は不正が簡単にできると分かった上でオンラインでやっている」と実情を明かす。

 そして石渡氏は、不正対策は簡単にできるという。「1回目は簡単にカンニングできるWebテストを導入し、就活生の良心に任せる。そして、ある程度選考が進んできた中盤ないし終盤で、もう1回適正検査を対面で実施する。この段階でカンニングをできる度胸のある就活生なんていない。そこで極端に差があれば、『こいつカンニングやらかしたな。じゃあ落とそう』となる」。

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