5月はメンタルの「落とし穴」?

5月はメンタルの「落とし穴」?
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 木村氏は、5月がメンタルの「落とし穴」だという。その理由についてこのように説明する。

「4月は新しい環境だったり、立場が変わったり、いろいろな変化に対してストレスは溜まる一方で、頑張らなきゃという状態で猪突猛進な状態。なので、自分自身が疲れていたとしても症状として現れない、気づかないという人がいる。5月はゴールデンウィークがあるので1回休むと、『あれ、私疲れていたかも』というような形で自分自身の変化に気づくと。ゴールデンウィークが明けたときに、なぜか体が動かないというふうになる人が結構いる。いわゆる5月病と言われるような。5月病が正式名称ではなくて、5月でも6月でも起こるもの。ただ、ゴールデンウィークを挟んだ後にそういう症状が出やすいので、5月はメンタルの落とし穴だなと」

 心の疲労に気付けない場合はどうしたらいいのか。

「自分自身が思い描いた環境と違ったり、ブラックなところもあるかもしれない。だとしても、どのぐらい頑張らなきゃいけないのかわかっていないので、頑張らなきゃというふうに自分自身にアクセルを踏まなきゃいけないという脳になっている人も非常に多い。そうすると、体に症状が出たとしても、いや、これぐらい当然のことだよねと思ってしまって、気づいていてもそれを正当化してしまう。それが重くなって、体が動かない、涙が出てしまうというふうになって、初めて自分ちょっとやばいかもと思う」

 では、「自分もうやばいかも」と思う手前で防ぐにはどうすればよいのだろうか。木村氏は「自分自身で今日どのくらい調子がいいのか把握しておくことが非常に大事」「100点を目指さないことも重要」だという。

「毎日100点なんて人はいない。働き出したときなんて40点、50点の人がたくさんいると思う。もう疲れるのが当然なことだなと思うことが重要。その上で、社会人になったときはその嬉しさもあって、友達にも会いたいし、仕事も頑張りたい。月曜日~金曜日まで仕事頑張って飲み会とかもある。土日も友達と遊びますといって、週7日全部休まないという人が結構いる。でも週休2日というものがあって、それは体も休めましょうねということなので、特に慣れない環境に行った4月や5月というのは、しっかりと自分自身の中で休養する時間を事前に確保しておくことが非常に大事」

(『ABEMAヒルズ』より)

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