【MLB】オリオールズ6－2ガーディアンズ（4月17日・日本時間4月18日）
4月17日（日本時間4月18日）に行われたボルティモア・オリオールズ対クリーブランド・ガーディアンズの一戦で、先発の菅野智之が“リトル・イチロー”の異名をとるガーディアンズの天才打者スティーブ・クワンを翻弄した。
この日、先発のマウンドに上った菅野は、初回、先頭の1番スティーブン・クワンに対し、初球、外角高めに外した速球を見せた後で、2球目、内角やや近めのところへの速球で見逃しを誘ってカウント1-1とすると、続く3球目、外角低めへと緩やかに沈むスプリットで空振りを奪い、早くもカウント1-2、好打者・クワンを追い込むことに。そして勝負の4球目は外角いっぱいへと投じた逃げるように滑り落ちるスプリットで空振り三振に。
そして4-2、オリオールズ2点のリードの5回表・2死、一、二塁場面で巡ってきたクワンの第3打席。菅野は初球、内寄り低めのボールゾーンへと沈むスプリット、2球目、外角高めに外れたカットボールを見られてカウント2-0とボールを先行させるも、3球目、外角高めのやや遠いところへと投じたスプリットでライトフライを打たせてピンチをしのぐことに。その際クワンは打ち損じがよほど悔しかったのか、バットをスイングした流れで放り出すという“凡退リアクション”を披露。
結局、この日は菅野に完璧に抑えられ、3打席無安打に終わったクワン。チームの斬り込み隊長を確実に封じて勢いを殺ぐという、基本に忠実な投球でうれしい2勝目を挙げた菅野に、ネット上からは「安定感スゴい」「すげえｗ」「これはエース」「さすがのクワンも菅野は打てないんか」「お手上げ状態」「コマンド良い」「まさに鬼制球」といった様々な反響が巻き起こることに。
イチロー氏に憧れ、その打撃を熱心に研究し、今では “リトル・イチロー”と呼ばれるほどの巧打者に成長したクワンは、昨季も打率.292、本塁打14、打点44、12盗塁と成長を見せ、今季もここまで18試合で打率.310、本塁打3、打点11と、打撃好調。その非凡な打撃センスには定評のあるクワンだけに、次戦以降、菅野に対してどのような形で臨み、攻略していくのか、我々も注目したいところだ。（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
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