そこで青山氏が、外遊から帰国後の石破総理を再び直撃した。「完全に『消費税減税はやらない方針』に軸足を移したなと。石破総理が強調するのは、消費税を下げたら党が割れちゃうという話」「相変わらず森山幹事長の反対が強い。周囲に聞いたら、あれは説得ではなく、脅し。あともう一つ石破総理が言っていたのは、立憲民主党が軽減税率引き下げに踏み切ったのも理由だと」(青山氏)
では、減税をしないのであれば、どんな秘策で参院選を乗り切るつもりなのか。「コメとガソリンの値上がりが象徴だと。特にコメの値段は絶対に下げると意気込んでいる」(青山氏)
また、取材の中で、石破総理は青山氏に「もう今は我慢のしどころ」と語ったという。その真意について青山氏は「今まさにコメとガソリンが高いから、これだけ消費税を下げろという世論が強まっているのだと。だから、コメやガソリンの値段を自分が下げていったら、少しそういう世論が沈静化するのではないか。今を乗り切れば、こんなに言われなくなるだろう。つまり『自分の我慢のしどころだ』ということだ」と説明した。
決め手となったのは“立憲”と“森山幹事長”?
