さらに青山氏は「大事なのは、公明党の動きがある。公明党は、今は減税や給付による家計支援だけを打ち出しているが、この減税には消費税、特に軽減税率を下げてほしいという思いが強い。(自民党の)参議院議員もそうだが、与党の一角の公明党からもプレッシャーはかかっていく。これに石破総理は、公明党はなんとか自分と足並みを揃えてほしいけど、足並みが揃わなかったら、与党内で参院選の公約が違うこともしょうがないかもしれない、くらいまで言っているが、本当にそれで済むのかどうか。この辺りも今後、まだ焦点として残っていると思う」と解説した。

 また、石破総理の秘策については「農水大臣も経験していて、減反政策にとにかく反対してきた人。お米は作るべきだという人。今はすぐ作るのは無理なので、備蓄米をどんどん放出して、これだけは参院選の前に下げると意気込んでいる。ただ、本当に下がるかどうかはまだわからない。あとガソリンは、トランプ関税の影響で景気が下がって、世界中のガソリンが下がっている。さらに10円下げると言っているので、こっちは若干下がるかもしれない。しかし、これだけで本当に減税を求める世論が静まるかどうかは、石破総理の思ったように行くかどうかはまだわからない」と説明した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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