型破りなゼウスが、またとんでもない勝ち筋を切り開いた。「朝日新聞Mリーグ2024-25」ファイナルシリーズ、5月5日の第2試合は赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)がトップを獲得。愚形・安いという二重苦からの禁断の“加カン”が大成功、最速のアガリでライバルのチャンス手を封じ込めた。
【映像】神の選択!たろう、まさかの加カンからもぎ取ったアガリ
第1試合は渡辺太(最高位戦)がラス。一時的とはいえ、セガサミーフェニックスに首位の座を明け渡してしまった。挽回を期す当試合は起家からU-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)、セガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、たろうの並びでスタートした。
東1局、瀬戸熊が小林から満貫をアガり先行。その後、たろうは東2局にテンパイ料の収入と、東3局1本場に瀬戸熊から1000点(+300点)をロンで加点に成功。さらに東4局、瀬戸熊が小林へ満貫を放銃したことで、たろうがトップ目に立った。試合は四者ほぼ横並びで南入、スピーディーな展開が続いた。南1局、たろうはリーチで小林から2600点のアガリ。リードは広げたものの、まだ4着目の瀬戸熊とも近い。
たろうが“ゼウス”と呼ばれる所以の一端が飛び出したのは、南3局2本場だ。白をポンして進行したたろう、ペン7索ターツと孤立の3筒・八万が残る手牌で、カン材の白を引いて小考した。ドラも赤もなく、アガっても1000点の手。ライバルからの押し返しを恐れ、この白はツモ切るのがセオリーだ。しかしたろうはこの白をカン。常識の逆を行く積極策に出た。
まさに神選択!たろうの加カンMリーグ 日程
12月8日(月)
12月9日(火)




