将棋の藤井聡太名人(竜王、王位、王座、棋聖、棋王、王将、22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する第83期名人戦七番勝負が5月10日、大阪府泉佐野市の「ホテル日航関西空港」で第3局2日目の対局が行われている。
関西国際空港開港30周年を記念して開催されている名人戦第3局。1日目は千日手模様の局面で手番の藤井名人が40分を投じて封じ手とした。封じ手開封から再開された本局は、千日手が濃厚となる銀引き。対局室の緊張感が高まったが、先手番の永瀬九段が打開の道を選んだ。
ABEMAの中継に出演した藤井猛九段(54)は、「矢倉戦特有の長い将棋になる」とコメント。形勢に大きな差はなく、本格的な戦いは午後からと見込まれている。藤井九段は藤井名人の持ち時間に着目し、「手の広い中盤戦でじっくり考えられるのは2日制の良いところだが、(残りの持ち時間)3時間は少し短いかもしれない」と印象を語っていた。
藤井名人、永瀬九段の昼食メニューをチェック




