【MLB】メッツ 3—1 ドジャース(5月25日・日本時間26日/ニューヨーク)
ドジャースの大谷翔平投手がメッツ戦に「1番・DH」でスタメン出場。千賀滉大投手との2年ぶりの対決で注目が集まった第1打席、いきなり先制の18号ソロを放った。試合開始早々の豪快アーチに解説陣も思わず笑うしかない空気に包まれた。
大谷は千賀の2球目、真ん中寄りのストレートを完璧に捉えると、打球は美しい放物線を描いてライトスタンド上段へと消えていった。打席に入った際には大きなブーイングに包まれていたが、打球が空に舞い上がるとその空気は一転、場内はどよめきと歓声に包まれた。
いきなりの1発にこの試合の実況席もざわついた。スタジオでは「はっはっは……」と苦笑いが漏れ、“笑うしかない”空気に。
ABEMAで解説を務めた元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏は苦笑い直後に「インコースにいききれない気持ちが出ていたのかなと。ゾーンに入ったボールを完璧に捉えましたね」と冷静に分析。同じく解説を務めた元プロ野球選手の松田宣浩氏は「1ボールにしたというのが、大谷のホームランを生み出した」と駆け引きの妙を口にした。
この日最初の打者相手にわずか2球で被弾、千賀にとってはあまりに厳しい立ち上がりとなったが、その後は徐々に立て直し、初回を1点でしのぐと、最終的に5回を投げ被安打5、被本塁打1、5奪三振と勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)


