将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2025」のエントリーチームを決めるトーナメントの模様が5月31日に放送され、山崎隆之九段(44)、村田顕弘六段(38)、宮嶋健太四段(25)がそれぞれ予選ブロックを勝ち抜け、本大会出場を決めた。
選ばれなければ、自分で出場権をつかめばいい!過酷なエントリートーナメントを勝ち上がり、強力な3人組が完成した。
42人が出場した関西ブロックを制したのは、リーダー経験もある山崎九段だった。関西将棋会館で行われた予選を勝ち抜け、準決勝では古森悠太五段(29)と激突。決勝戦ではエントリーチームの常連でもある冨田誠也五段(29)を破り、初の自力出場を叶えた。いずれも自身の持ち味でもある自由な山崎ワールドを展開。若手有利とされるフィッシャールールでも、終盤の巧みな勝負術で圧倒した。
続いて48人で争われた関東Aブロックからは、宮嶋四段が突破を決めた。予選から佐藤康光九段(55)、近藤誠也八段(28)、阿久津主税八段(42)、中村太地八段(36)とタイトル経験者やA級経験棋士を次々に撃破。決勝戦では山川泰熙四段(26)を攻め倒して出場権をもぎ取った。
最後の一枠!関東Bブロック予選を突破したのは…?
