序中盤は藤井棋聖が持ち時間をたっぷりと投入していたものの、クライマックスに向けて両者の持ち時間に大きな差はなく、形勢も互角のまま終盤戦へ。激しい玉頭戦で藤井棋聖が攻勢に出ており、解説棋士で棋聖経験者の屋敷伸之九段(53)は「激戦。藤井棋聖は前のめりで積極的ですね」と息をのむ展開を見守っていた。
短期決戦の五番勝負とあり、初戦の白星はシリーズのゆくえ左右する重要な一勝に。初戦を白星で飾るのはどちらか、迫力の終盤戦から目が離せない。
【午後5時30分時点での残りの持ち時間】
▲杉本和陽六段 41分(消費3時間19分)
△藤井聡太棋聖 40分(消費3時間20分)




